子供好きに向いている職業

看護師の職場には多種多様な診療科目がありますが、その中でも小児科は子供が大好きな人にオススメの職場です。小児科では、0歳から成人するまでの幅広い年齢の子供が対象となります。内科治療が必要な人がいれば、外科治療が必要な人もいたりと、小児という共通点はあるものの、幅広い診療科目で診療経験を積むことができます。そんな小児科で働く看護師の職務は、大きくいくつかに分類できます。
一つ目は、子供への医療ケアの提供です。赤ちゃんに対しては授乳を行いますし、思春期の子供に対してはメンタルケアに関しても提供します。子供の成長に合わせて必要な医療やサポートを看護師の立場で提供することが、大きな役割です。そして二つ目は、医療処置に関する準備業務です。例えば検査や処置をする際には、子供本人と保護者に対して分かりやすく具体的にその内容を説明することになります。場合によっては、イラストや人形を使って説明することもありますし、医療機関の中にはそうしたグッズを常備している所もたくさんあります。子供の中には、部屋が暗くなるX線検査などでも恐怖を感じるケースもあります。そんな時、看護師がやさしく説明することによって、そうしたマイナスの気持ちを軽減できるのです。
三つ目は、インフォームド・アセントと含めた家族のケアが挙げられます。患者さんが子供の場合、保護者が感じる精神的なストレスは想像しがたいものです。そのため、不安を抱える親のケアも重要な仕事になります。その際、子供の現状把握が不透明であったり、情報不足だったりというのは、大きな不安要素になります。それを理解した上で、相手が納得いくまで、丁寧に親切に説明をすることが求められます。